ICC VIABLE Test Kit
Worldpay(旧 Vantiv)向けに開発された EMV Level 3 テストキットです。カードシミュレータとホストシミュレータを同期させる閉ループ構成により、外部テストホストへ接続せずに認証準備を行えます。
業界をリードするクローズドループ環境を用いた EMV テストキット。加盟店・ISV 向けに、EMV 接触・非接触チップ端末のあらゆる構成を、容易かつ効率的に試験できます。ICC Solutions プラットフォーム上に構築されています。
何ができるか・特長
クローズドループ環境の VIABLE キットが、何を可能にするか。
業界をリードするクローズドループ環境で、加盟店・ISV の EMV 接触/非接触チップ端末の構成を、容易かつ効率的に試験。使いやすさと効率で標準を打ち立てる EMV 試験の最先端です。
- 加盟店・ISV のあらゆる端末構成に対応
- 接触・非接触チップ端末を検証
- ICC Solutions プラットフォーム上に構築
アクワイアラの承認要求/応答をシミュレートするホストシミュレータソフトを内蔵。Vantiv テストホストへオンライン接続する必要がありません。
- アクワイアラ承認の要求/応答をシミュレート
- Vantiv テストホストへのオンライン接続が不要
- クローズドループで完結した試験環境
自動のインポート/エクスポート解析ツールと使いやすい機能で、効率的・効果的な試験を実現。取引ログは複雑なHW無しで容易に取得できます。
- 自動インポート/エクスポート解析ツール
- 取引ログを複雑なHW無しで容易に取得
- probe ready(PaytestProbe 対応)
EMV 試験プロセスの新機軸として Brother DS 620 モバイルレシートスキャナに対応。試験結果とともに提出するレシートを容易にスキャンできます。
- Brother DS 620 モバイルレシートスキャナ対応
- 試験結果と一緒に提出するレシートをスキャン
対応ブランド
標準対応ブランド
| American Express | 標準同梱 |
| Discover | 標準同梱 |
| Mastercard | 標準同梱 |
| Visa | 標準同梱 |
アドオン(追加可能)
| INTERAC | オプション追加 |
| JCB | オプション追加 |
| Fuel | オプション追加 |
対応規格・ブランド




標準対応ブランド(対応は構成・ライセンスにより異なります)
米国市場向けのクローズドループ(Vantiv)環境。ホストシミュレータ内蔵によりテストホストへのオンライン接続が不要。probe ready(PaytestProbe対応)。標準はAmex/Discover/Mastercard/Visa、INTERAC・JCB・Fuel はアドオン。最新の同梱・対応状況は都度確認します。
閉ループ構成
VIABLE の本質は、カードシミュレータとホストシミュレータを同期させることです。ホストシミュレータがアクワイアラの承認要求・応答を模擬するため、Worldpay のテストホストへオンライン接続する必要がありません。
| 段 | 要素 |
|---|---|
| 1 | VIABLE カードシミュレータ |
| 2 | 加盟店POS/決済アプリ |
| 3 | VIABLE ホストシミュレータ |
| 4 | 承認/拒否/Issuer Data 等を生成 |
| 5 | カード側・ホスト側の結果を突合 |
カードシミュレータだけを購入することはできません。カードとホストを同期させる閉ループ構成が VIABLE の前提です。VIABLE は「Vantiv In A Box EMV」に由来する名称で、ICC Solutions は Worldpay と共同で開発し、Worldpay に代わってブランド認証サービスも実施しています。
保守に関する重要事項
初年度サポートには、電話サポート、Live Chat、VIABLE Helpdesk、オンラインWeb Training、TeamViewer によるリモート支援、強化 Email Support、Test Plan Update、Test Kit Software Update が含まれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初年度以降の保守 | 任意契約。ただし継続しない場合、テストプランとソフトウェア更新を受けられません |
| 12か月を超える停止 | 復帰する場合、新しいキットまたはコンポーネントの購入が必要になる条件が公開されています |
| 認証用途での実務 | 古いテストプランで認証を実施すると失敗するリスクがあるため、実質的に保守継続が必要です |
ICC Solutions 製品の使い分け
汎用の ICCSimTMat、Fiserv専用キット、Worldpay専用 VIABLE は明確に分かれています。
| 比較項目 | TMat | TMat for Fiserv | ICCSimDev | Merchant Cards | VIABLE |
|---|---|---|---|---|---|
| 汎用/専用 | 汎用 | Fiserv専用 | 汎用開発 | 汎用簡易カード | Worldpay専用 |
| 主対象 | ベンダー・ラボ・アクワイアラ | Fiserv加盟店・ISV | EMV開発者 | 店舗・保守・教育 | Worldpay加盟店・ISV |
| Level 2 | 対応スイートあり | 主にL3 | 独自開発試験 | 不可 | 主にL3 |
| Level 3 | 対応 | 対応 | 正式認証用ではない | 不可 | 対応 |
| ホスト連携 | 外部またはシミュレータ | Fiserv Portal連携 | 目的外 | テストホストが必要 | 内蔵閉ループ |
| ネガティブ試験 | ブランドケース範囲 | Fiservケース範囲 | 自由度が高い | 限定的 | Worldpayケース範囲 |
| 自動解析 | あり | あり | スクリプト開発中心 | なし | あり |
| 認証提出 | スイートによる | Fiserv向け | 原則不可 | 不可 | Worldpay向け |
| PaytestProbe | 対応 | 対応 | 生成カード中心 | 非対応 | 対応 |
工程で見る製品の位置
カード発行側の Barnes 製品と ICC Solutions 製品は競合ではなく、工程が異なります。
| 工程 | 製品 | 目的 |
|---|---|---|
| カード発行側 | Barnes CPT | カード内データ・証明書・EMVタグ・磁気データを検査 |
| カード・端末開発 | ICCSimDev | 異常カード・独自カード・ネガティブ試験を開発 |
| 端末カーネル | ICCSimTMat Level 2 | EMVカーネル/Reader Application を検証 |
| 完成POS・ATM | ICCSimTMat Level 3 | ブランド統合試験 |
| 特定アクワイアラ | TMat for Fiserv / VIABLE | Fiserv/Worldpay の認証工程 |
| 店舗配備後 | Merchant Test Cards | 簡易確認・回帰試験・スタッフ教育 |
ご提案前に確認する項目
構成を確定する前に、次の点を伺います。
| 区分 | 確認事項 |
|---|---|
| 試験範囲 | 接触・非接触・磁気のどこまでか/Level 2、Level 3、または両方か |
| 対象 | POS・ATM・Tap to Phone・Transit・Fuel のどれか/対象ブランドとテストスイートの正確なバージョン |
| 接続先 | Fiserv・Worldpay・その他アクワイアラのどこへ接続するか |
| 方式 | 物理ICCSimカード方式か PaytestProbe 方式か/フォールバック試験用の物理カードが含まれるか/Host Simulator が必要か |
| ライセンス・保守 | 初年度以降の保守料金と更新停止時の扱い/テストカードの有効期限/ブランド認定スイートと開発用スクリプトのライセンス区分 |
| 自動化 | Auto API とロボット連携の API 仕様/ICCSimDev で生成したカードと TMat の互換性 |
| 国内要件 | 日本国内アクワイアラ向けの個別 L3 テストプランが提供されるか |
日本市場では「国際ブランドの L3 スイートに対応していること」と「国内アクワイアラがその結果を認証として受け付けること」は別問題です。ブランド・アクワイアラ・決済ゲートウェイ・端末構成の4点を確認したうえで製品構成を確定します。
選定ガイド — ICC製品のどれが合うか
ICCの製品は「認証を通す」「開発で確認する」「店舗で確認する」で分かれます。
| 製品 | こういう検討なら |
|---|---|
| ICCSimTMat | ブランド認定(L2/L3)を正式に通す。受入試験を認定スイートで管理・実行したい |
| ICCSimTMat for Fiserv | Fiserv経由の加盟店・ISV認証。ポータル連携でテストログを直接アップロードしたい |
| ICCSimDev | 独自カード応答や異常条件を自作したい(ネガティブ試験・デバッグ用) |
| ★ VIABLE(本ページ) | 実店舗構成(クローズドループ)で加盟店・ISVの受入試験をまとめて行いたい |
| Merchant Test Cards | 物理カードで端末構成の確認・回帰・店員トレーニングをしたい |
| 試験・認証サービス | 自社で試験を回さず、認証取得まで任せたい |
導入用途
- 新規開発時の L3 検証立ち上げ
- 構成変更・アップデート後の回帰
- 認証取得に向けた前段の網羅確認
認証との関係
このレイヤーの認証(横断領域)と連携します。認証取得そのものは認証サービスへ導線します。
