磁気 · ストライプ
B2 磁気シミュレータ(Magstripe Simulator)
磁気ストライプデータをソフトウェアで生成・再現する製品です。数百枚に及ぶ物理磁気カードを保有する代わりに、Fleet・Gift・Loyalty・DCC など磁気データが重要な分野の試験を効率化します。
解決する検証課題
EMVチップではなく磁気データが処理の中心になる領域を対象とします。多数の物理カードの保管・管理をせずに、必要な磁気プロファイルを都度生成できます。
生成できるデータ
磁気トラック上の各データ要素を任意に設定し、正常系・異常系の双方を再現できます。
| 観点 | カバー範囲 |
|---|---|
| 変更できるデータ | Track 1/Track 2 データ / PAN / Expiry Date / Service Code / Discretionary Data |
| 対象カード種 | Fleet(Fleet Prompt用データ)/ Gift Card / Loyalty Card / Private Label / DCC用海外BIN |
| 異常系 | 期限切れカード / 不正フォーマット / Luhnエラー / 磁気フォールバック |
| 試験対象 | POS/ATM の磁気リーダー |
| インターフェース | 磁気ストライプ |
対応端末・環境
POS/ATM の磁気ストライプ読取部を対象とします。構成の詳細は下記のとおり見積時に確定します。
構成のご確認事項
公開情報だけでは構成が確定しないため、「ソフトウェアのみ」か「磁気エミュレーターを含むキット」かを構成表で明確にしたうえでご提案します。
| 確認項目 |
|---|
| 磁気出力用ハードウェアが付属するか/Magstripe Probe 方式か |
| Track 1/2/3 の対応範囲、Hi-Co/Lo-Co の物理カード生成可否 |
| 接続方式(USB/Ethernet)、API制御、バッチデータ生成、CSVインポート |
| PIN Block/CVV 生成対応、暗号鍵・HSM連携 |
| POS自動化ツールとの統合 |
ご使用前・ご発注前の確認事項
磁気ストライプのシミュレーションでは、次の点が実務上の確認事項になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象リーダーの読取方式 | スワイプ式・挿入式・モーター式で信号の与え方が異なります。対象機種での動作可否を事前にご確認ください |
| Hi-Co / Lo-Co | シミュレータは磁気信号を電気的に生成するため保磁力の概念は持ちませんが、比較対象の実カードを用意する場合は保磁力を揃えます |
| トラック構成 | Track 1/2/3 のどれを使用するか、対象システムの仕様をご確認ください |
| カードイメージの管理 | データは XML 形式のカードイメージとして保存・再利用します。命名規則とバージョン管理の運用をお決めください |
| 異常データの扱い | LRC 誤り、Start/End Sentinel 欠落、文字化けなど、意図的な異常系を生成できます。試験計画に含めるかをご検討ください |
| 対応OS・ライセンス | 動作環境とライセンス形態(端末数・期間)は見積時に確定します |
認証レベルとの関係
磁気ストライプの読取・データ処理を検証するための開発・UAT用ツールです。EMV の認証ツールではありません。
| 区分 | 位置付け |
|---|---|
| EMV Level 1 / Level 2 | 対象外(磁気ストライプは EMV チップの認証範囲外) |
| 磁気読取の品質確認 | 物理カードの磁気信号品質は Mag-Tester REVO が対象です |
| EMV fallback 試験 | チップ失敗後に磁気へ切り替わる挙動の確認に利用できます |
| アクワイアラ認証 | アクワイアラが指定・承認した場合に使用します |
物理カードを用いた磁気信号そのものの品質測定(振幅・ジッタ・ビット密度)は本製品の対象外です。その用途には Mag-Tester REVO をご検討ください。
3社の役割の違い
Barnes、ICC Solutions、B2 は競合ではなく、検証する対象が異なります。
| 製品 | 主な検証対象 | 強み |
|---|---|---|
| Barnes CPT/CAT | 発行カード内のEMVデータ、証明書、暗号、パーソナライゼーション | 発行前カード検証(PVT) |
| ICC Solutions TMat | POS/ATM の L2/L3 テストケース | ブランド認証、カードシミュレーション |
| ICCSimDev | 独自カードスクリプト | 異常カード、独自APDU、ネガティブ試験 |
| ICC Merchant Cards | 店舗の簡易確認 | 教育、Confidence Test |
| B2 UAT Cards | 地域・プロセッサー固有の端末/ホスト統合 | US Debit、Interac、DCC、8桁BIN |
| B2 Touchless | 実スマートフォン・ウォレット受入 | Apple Pay 等の現場試験 |
| B2 Magstripe Simulator | 磁気カード処理 | Fleet、Gift、Loyalty、DCC |
| PaytestLab | POS/ECR 試験の自動化 | ロボット、プローブ、統合管理 |
Barnes は「発行するカードが正しく作られているか」、ICC Solutions は「端末がブランド仕様どおり動くか」、B2 は「実際の市場・プロセッサー・デビットネットワークで正しく受け入れられるか」を検証します。B2 は認証ツールと実市場UATの間を埋める製品群です。
選定ガイド — B2 テストカードのどれが合うか
B2のカード製品は「どのインターフェースの取引を確認するか」で選びます。
| 製品 | こういう検討なら |
|---|---|
| EMVテストカードセット | 地域・ブランド別の取引UATを物理カードで行いたい(接触中心) |
| Touchless Dual IF Collection | 非接触・デュアルIFの取引UATを行いたい |
| UAT EBTカード | EBTなど特殊用途の取引UATが必要 |
| ★ 磁気シミュレータ(本ページ) | 磁気トラックの挙動をシミュレート/SmartStripeプローブで検証したい |
| USA Debit Test Card Set | 米国共通デビットAIDの選択・ルーティングを検証したい |
| 8-Digit BIN Test Card Set | 8桁BIN対応を端末・ホスト・ルーティングで確認したい |
導入用途
- 新規開発時の 磁気 検証立ち上げ
- 構成変更・アップデート後の回帰
- 認証取得に向けた前段の網羅確認
