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実行環境

Quest / RGPA — 解析ソフトウェア

KEOLABSの解析ソフトウェアは役割の異なる2製品です。QuestはProxiLAB Quest/ProxiSPY Questの主要UIで、特性評価・シナリオ実行・波形/トレース解析・Pythonによる自動化を行います。RGPAはKEOLABSの無償の解析・トレース閲覧ソフトで、各プラットフォームのトレース閲覧にライセンスのアクティベーションを必要としません。ProxiLAB Quest/ProxiSPY QuestではRGPA 3.14以降、主なハードウェア制御はQuestへ移行していますが、構成によってはRGPAコンポーネントのインストールが依存関係として必要です。混同しやすいため、まず下の対応表をご確認ください。

ベンダー Keolabs 規格 KEOLABS 解析環境 · Quest:Python 実行環境

試験の全体像

試験ベンチは「ソフトウェア → テスター → 治具 → 被試験機器」の4要素で構成されます。本製品がどこに位置するかを示します。

STEP 1 — テストプログラム規格テストスイート(実行環境:SCRIPTIS™)規格ごとのテストプログラムを SCRIPTIS™ 上で実行します。提供形態・ライセンス構成は見積構成により確認します。実行中はDUT設置・治具変更のポップアップ指示あり
STEP 2 — テスター本体ProxiLAB Quest 等信号の生成・測定を行うハードウェア。カード/リーダーをエミュレート
STEP 3 — 治具・自動化基準アンテナ・プローブ・ロボット規格が定める基準治具の接続が必須。未接続ではスイートを実行できません。ロボットで位置掃引を自動化
STEP 4 — 被試験機器DUT:カード・端末・モバイル機器開発中の製品。規格適合・相互運用性を検証する対象

何ができるか

KEOLABSの解析ソフトウェア。QuestはProxiLAB Quest/ProxiSPY Questの主要UIで、特性評価とPython自動化を担当。RGPAは無償の解析・トレース閲覧ソフトです。接続機器に応じたワークスペースで、エミュレーション/スパイの制御と、List・Timing・Sequence・Dump の各ビューでの解析を行います。

表示・解析機能

この製品が「何を、どう表示するか」。キャプチャした通信を、目的別のビューで可視化します。

List / Sequence / Timing / DumpAnalysis Views

キャプチャ信号を4種のビューで解析。カード/リーダの送受信として図示し、大量データの把握を支援。

  • List:通信の段階順
  • Timing Diagram:時間軸プロット
  • Sequence:状態遷移
  • Dump:バイトレベル
スクリプト制御Scripting

Quest:Pythonで機器制御・自動化。検査シーケンスの自動実行。

  • 接続プラットフォームに応じたワークスペース
  • 無償配布:KEOLABS製品を持たない取引先ともデータ共有

無償ソフト。NomadLAB併用時はバイトレベルまで解析。SCRIPTIS™と同じQuest系の自動化思想。

どのソフトがどのハードに対応するか

どのソフトがどのハードに対応するか
ソフトウェア対象ハードウェア役割ライセンス
SCRIPTIS™ProxiLAB Quest ほか試験ベンチ全体規格テストスイート(EMVCo・ISO・ICAO・NFC Forum等)の実行環境。認証前提の適合試験はこちら提供形態・ライセンス構成は対象テストスイートおよび見積構成により確認します。実行には対応治具の接続が必要
QuestProxiLAB Quest/ProxiSPY QuestProxiLAB Quest/ProxiSPY Quest の主要UI。特性評価・解析・デバッグ(波形解析、Shmooプロット、VNA、トレース、Python による自動化)Quest software は無償。利用できる計測機能は、接続するプラットフォームと購入済みのハードウェア/ソフトウェアオプションに依存します
RGPAKEOLABS 各プラットフォーム(ContactLAB/NomadLAB ほか)解析・トレース閲覧(キャプチャデータのバイトレベル解析)無償。トレース閲覧にライセンスのアクティベーションは不要。Quest 構成では依存コンポーネントとして必要な場合あり

適合試験(SCRIPTIS)と特性評価・デバッグ(Quest/RGPA)は役割が異なります。「認証を通す」ならSCRIPTIS+テストスイート、「原因を解析する」ならQuest/RGPAが起点です。

Quest — ProxiLAB/ProxiSPY用の解析ツール群

Questは特性評価試験をプリセットシナリオとして提供し、波形解析や性能プロファイリングにワンクリックでアクセスできます。

Quest — ProxiLAB/ProxiSPY用の解析ツール群
ProxiLAB Quest用PCD Waveforms Analyzer(PCDフレーム捕捉、ISO/EMVCo/NFC Forumパラメータのデコード)/PICC Shmoo-plot(複数パラメータ掃引、Analog・Digital両対応、同一試験点の反復)/VNA(共振周波数・Q値・複素インピーダンス、-30dBm〜+20dBm、8〜80MHz)/Script editor(Pythonエディタ・デバッガ、補完、APIエクスプローラ、サンプル集、ロガー)
ProxiSPY Quest用Analog Viewer(オシロ風のアナログフレーム表示、上下側波帯解析、ヒルベルト包絡線解析)/Digital Viewer(動的プロトコルドキュメント付き高機能プロトコルアナライザ:リスト・シーケンス表示、統計解析、警告/エラーの即時識別、注釈、フィルタ・エクスポート)

RGPA — 無償の解析・トレース閲覧ソフト

RGPAはKEOLABSが無償で提供するWindows対応の解析ソフトです。各プラットフォームのトレース閲覧にライセンスのアクティベーションは不要で、ハードウェアが手元になくてもキャプチャデータを開けます。ContactLAB/NomadLAB等では本体の制御にも用い、キャプチャデータの解析・共有に使えます(.htm/.txt出力対応)。ProxiLAB Quest/ProxiSPY QuestではRGPA 3.14以降、主なハードウェア制御はQuestへ移行していますが、構成によってはRGPAコンポーネントのインストールが依存関係として必要です。

RGPA — 無償の解析・トレース閲覧ソフト
Timing Diagramカーソル操作でデータを詳細にグラフ表示
List Viewプロトコル毎に時系列表示。.htm/.txt出力
Sequences Viewコマンドとレスポンスをシンプルに確認
Search ViewHex・コマンドリストからプロトコル検索
Description View各仕様書に基づく辞書機能でコマンド内容を参照
Statistics Viewコマンド/レスポンス間のタイミング統計
Annotations View波形上の任意箇所にコメントを記入
Warnings View検出エラーを表示(BCC・パリティ等)

導入用途

  • 新規開発時の 実行環境 検証立ち上げ
  • 構成変更・アップデート後の回帰
  • 認証取得に向けた前段の網羅確認

認証との関係

この製品で行うのは適合試験です。正式な Type Approval は認定試験ラボが実施し、Letter of Approval は EMVCo または各 Payment System が発行します。当社が提供するのは試験環境の構築と運用支援です。