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L1 · 物理層・プロトコル

ProxiLAB Quest

13.56MHz 全プロトコル(NFC・ISO14443・FeliCa・ISO15693)で、リーダー/カードの信号エミュレーションを完全設定可能な非接触テスター。VHBR(ASK)に対応し、8〜80MHz のベクトルネットワークアナライザ(VNA)を標準内蔵します。

ベンダー Keolabs 規格 ISO 14443 A/B/B' · 15693 · NFC · FeliCa · VHBR テスター本体
ProxiLAB Quest 本体
ProxiLAB Quest 本体高精度の任意波形生成、I/Q復調、VNA を1台に収めた非接触試験機です。
前面のコネクタ
前面のコネクタ基準アンテナやプローブを接続します。
背面のコネクタ
背面のコネクタオシロスコープやネットワーク、電源を接続します。
試験ベンチの構成例
試験ベンチの構成例基準PCDアセンブリと治具、本体、電力増幅器、オシロスコープをつないだ状態。実行ログと波形を同時に見ながら試験します。
ロボットによる位置走査を組み込んだ構成
ロボットによる位置走査を組み込んだ構成認証試験では位置と距離を変えて測ります。ロボットが走査を担い、同じ条件を繰り返し再現できます。
VNA による共振周波数とQファクタの測定
VNA による共振周波数とQファクタの測定カードやアンテナの共振点を掃引で求め、スミスチャートとあわせて確認できます。
PCD 波形の解析
PCD 波形の解析立ち上がり・立ち下がり時間やオーバーシュートを、規格の許容範囲と照合します。
PICC の負荷変調(LMA)解析
PICC の負荷変調(LMA)解析磁界強度を変えながら側波帯の振幅を測り、規格の下限を満たすかを見ます。
カード EMD のプロファイリング
カード EMD のプロファイリング電磁ノイズの発生位置と大きさを、磁界強度ごとに一覧で確認できます。
Shmoo プロット
Shmoo プロット磁界強度と変調度を総当たりで振り、合否の境界を面で把握します。
カードの性能解析
カードの性能解析磁界強度に対する処理時間と取引時間の変化を追い、動作の下限を見極めます。
起動磁界(Hinit)の測定
起動磁界(Hinit)の測定カードが応答を返し始める最小の磁界強度を求めます。
デジタルとアナログの同時トレース
デジタルとアナログの同時トレースコマンドの並びと波形を同じ時間軸で並べ、どの応答で異常が出たかを特定します。
スクリプトによる自動化
スクリプトによる自動化コマンド一覧と説明を見ながら記述でき、繰り返しの試験をそのまま自動化できます。

試験の全体像

試験ベンチは「ソフトウェア → テスター → 治具 → 被試験機器」の4要素で構成されます。本製品がどこに位置するかを示します。

STEP 1 — テストプログラム規格テストスイート(実行環境:SCRIPTIS™)規格ごとのテストプログラムを SCRIPTIS™ 上で実行します。提供形態・ライセンス構成は見積構成により確認します。実行中はDUT設置・治具変更のポップアップ指示あり
STEP 2 — テスター本体ProxiLAB Quest 等信号の生成・測定を行うハードウェア。カード/リーダーをエミュレート
STEP 3 — 治具・自動化基準アンテナ・プローブ・ロボット規格が定める基準治具の接続が必須。未接続ではスイートを実行できません。ロボットで位置掃引を自動化
STEP 4 — 被試験機器DUT:カード・端末・モバイル機器開発中の製品。規格適合・相互運用性を検証する対象

何ができるか

13.56MHz 全プロトコル(NFC・ISO14443・FeliCa・ISO15693)で、リーダー/カードの信号エミュレーションを完全設定可能な非接触テスター。VHBR(ASK)に対応し、8〜80MHz のベクトルネットワークアナライザ(VNA)を標準内蔵します。

プラットフォーム能力

リーダー/カード双方の信号を設定可能にエミュレートする、非接触試験の中核プラットフォームです。

信号エミュレーション
リーダー(PCD)/カード(PICC) 双方の信号を完全設定可能にエミュレート
VHBR対応
ASK
VNA標準内蔵
8〜80MHz ベクトルネットワークアナライザ
Test Suite基盤
EMVCo・NFC Forum・ISO・ICAO 各 Test Suite のHW中核

試験構成・ライセンス例

メーカー公開のライセンス構成です。現行の販売SKU、必要なハードウェアオプション、規格版は見積時に確認します。

試験構成・ライセンス例
区分ライセンス名内容
HW本体SC-ProxiLAB-HW-Quest (with VNA)共振周波数・Q値測定に対応するHWプラットフォーム
カード試験 / アナログSC-PROXILAB-QUEST-PCD-ANAPICC試験時にPCD信号をアナログ制御
カード試験 / デジタルSC-ProxiLAB-Quest-PCD-DIGPCD ISO14443 A/B をエミュレートしPICCを試験
カード試験 / NFCSC-ProxiLAB-Quest-PCD-NFCNFC IP1/IP2・ISO15693・FeliCa のPCDエミュレーション
カード試験 / VHBRSC-ProxiLAB-Quest-PCD-VHBR-ASKVHBR ASK でのPICC試験
カード試験 / EMDSC-ProxiLAB-Quest-PICC-EMD-ANALYSERカードのEMD(チップノイズ)解析
リーダー試験 / アナログSC-ProxiLAB-Quest-PICC-ANAPCD・NFC端末試験時にPICC信号をアナログ制御
リーダー試験 / デジタルSC-ProxiLAB-Quest-PICC-DIGPICC ISO14443 A/B をエミュレートしPCDを試験
リーダー試験 / ALMSC-ProxiLAB-Quest-PICC-ALMリーダーとモバイル間の位相ドリフト耐性(PDI)解析

実際に使う機能はHW構成とライセンスで決まるため、DUT役割(PICC/PCD)と試験スコープを先に確定します。

技術特性

技術特性
主要機能高精度な任意波形生成(AWG)/高度なI/Q復調/20dBm ベクトルネットワークアナライザ(VNA:8〜80MHz、−30〜+20dBm、共振周波数・Q値・複素インピーダンス測定)/プリイコライザフィルタリング
検証できることプロトコル適合検証/キャラクタライゼーション/カード・リーダー波形解析/カードEMDプロファイリング/実波形リプレイ(True-waveform replay)/共振周波数・Q値評価
対応プロトコルISO 14443(A/B/B')・MIFARE™/VHBR(ASK)/ISO 15693・18000-3/FeliCa™(JIS X 6319)/NFC-IP1・-IP2(ISO/IEC 18092・ECMA 340)
ハードウェアIFUSB/汎用I/O×3/拡張HDMI×2/アナログ入力×2/RF出力×2

導入用途

  • 新規開発時の L1 検証立ち上げ
  • 構成変更・アップデート後の回帰
  • 認証取得に向けた前段の網羅確認

認証との関係

この製品で行うのは適合試験です。正式な Type Approval は認定試験ラボが実施し、Letter of Approval は EMVCo または各 Payment System が発行します。当社が提供するのは試験環境の構築と運用支援です。