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L1 · 物理層・プロトコル

ProxiSPY Quest

非接触型ICカード/ICチップとカードリーダー間の通信をキャプチャ・解析し、相互運用性の問題をリアルタイムで可視化する NFC通信テスター(Contactless Spy)。堅牢・非侵襲プローブで、アナログからアプリケーション層まで解析します。

ベンダー Keolabs 規格 ISO 14443 A/B (VHBR ASK 6.8Mbps) · ISO 15693 · ISO 18092 · FeliCa · NFC Forum · MIFARE · Calypso B' アナライザ

試験の全体像

試験ベンチは「ソフトウェア → テスター → 治具 → 被試験機器」の4要素で構成されます。本製品がどこに位置するかを示します。

STEP 1 — テストプログラム規格テストスイート(+同梱UI:SCRIPTIS™)価格が付くのは規格ごとのテストプログラム。実行UIのSCRIPTISは同梱。実行中はDUT設置・治具変更のポップアップ指示あり
STEP 2 — テスター本体ProxiLAB Quest 等信号の生成・測定を行うハードウェア。カード/リーダーをエミュレート
STEP 3 — 治具・自動化基準アンテナ・プローブ・ロボット規格が定める基準治具の接続が必須。未接続ではスイートを実行できません。ロボットで位置掃引を自動化
STEP 4 — 被試験機器DUT:カード・端末・モバイル機器開発中の製品。規格適合・相互運用性を検証する対象

何ができるか

非接触型ICカード/ICチップとカードリーダー間の通信をキャプチャ・解析し、相互運用性の問題をリアルタイムで可視化する NFC通信テスター(Contactless Spy)。堅牢・非侵襲プローブで、アナログからアプリケーション層まで解析します。

表示・解析機能

この製品が「何を、どう表示するか」。キャプチャした通信を、目的別のビューで可視化します。

アナログビューアーAnalog Viewer

キャプチャしたアナログフレームをオシロスコープのような波形で表示。通信強度の確認、ノイズや読み取り不可の原因解析に。

  • RFデータ:信号波形をそのまま確認、アンチコリジョン分析が容易
  • IQ変調データ:ノイズのパワーが生じる箇所を把握
デジタルビューアー / トレースDigital Viewer

通信フレームを自動分析し、プロトコル・レスポンス別に表示。動的プロトコル文書つきで仕様書を都度参照せずに解析。

  • リスト/シーケンス:段階別・プロトコル別(ISO14443/15693/FeliCa)に整理
  • 統計解析・プロトコル警告/エラーの自動識別
  • 注釈・フィルタ・エクスポート
通信タイミング解析Communication Timing Analyzer

通信を時間軸にプロットし、期間や間隔を把握。メッセージ間の精密なタイミング測定。

  • 各通信の期間・間隔を可視化
  • カード/リーダの状態遷移をSequence Viewで追跡
PCD波形解析 / シナリオPCD Waveform Analyzer / Scenario

PCDの波形を自動解析。Questの機能を使うプログラムを作成・実行し、カード/リーダ検査を自動化。

  • COMコンポーネント対応:JScript/C/VB/Python 等で自動化
  • 検査シーケンスの自動実行・回帰に活用

対応プロトコル

ISO 14443 A/B(VHBR ASK 最大6.8Mbps)ISO 15693 全モードISO 18092(P2P/Passive/Active)JIS X 6319 FeliCaNFC Forum(NFC-IP1/IP2・LLCP/SNEP・NDEF・V-card)Topaz / MIFARE / Calypso(B')

インターフェース

USB汎用I/O(同期・信号測定用の1アナログ+2デジタル出力)TCP-IP

解析ソフトは KEOLABS 共通環境 Quest / RGPA。RGPAは無償で、KEOLABS製品を持たない取引先とデータ共有可能。Barnes の SPY 3000 とは別製品です。

選定ガイド — どちらが合うか

こんな検討なら ProxiSPY QuestProxiSPY Questが最適アナログ波形・ノイズまで精密に解析したい/出荷検査・相互運用性の品質保証/ラボ据置で腰を据えて解析/FeliCa・ISO15693を含む幅広い非接触解析
こんな検討なら NomadLABNomadLAB →開発現場・フィールドに持ち出して検証/接触+非接触をEnd-to-Endで解析/実カードなしでエミュレートしリーダーを開発/本体画面のみでスタンドアローン運用

両機の併用も有効です:ラボの精密解析(ProxiSPY)と現場対応(NomadLAB)を、付属の解析ソフトRGPA(本体シリアルに紐づく)でキャプチャデータを共有しながら連携できます。

技術特性

主要機能非侵襲プローブ/高度なI/Q復調/自動デコード(プロトコル事前選択不要)/高精度アナログスパイ(クロック周期あたり25点)/テストベンチ用API/リアルタイムトリガ・デジタルI/O×3/トランザクション解析(タイミング・アプリケーション)/データロガー/全プロトコル・全速度をネイティブ対応
対応プロトコルISO 14443 A/B(VHBR ASK 最大6.8Mbps)/ISO 15693 全モード/ISO 18092(P2P・Passive・Active)/APDUレベルまで解析/JIS X 6319 FeliCa/NFC Forum(ECMA 340 NFC IP-1・ECMA 352 NFC IP-2)/LLCP・SNEP/NDEF/V-card/Topaz/MIFARE/B'(Calypso Innovatron)
ハードウェアIFUSB/汎用I/O×3/アナログ入力×2

実機写真

ProxiSPY Quest(実機)
ProxiSPY Quest(実機)非接触通信をアナログ層からアプリ層まで非侵襲でトレース・解析
ロボット試験構成での使用例
ロボット試験構成での使用例DENSOロボットと組み合わせた自動試験ベンチでのProxiSPY Quest

NomadLABとの使い分け

ProxiSPY Questはモニタリング専用のラボ据置機で、アナログ〜Bit単位の精密解析とISO15693を含む幅広い非接触プロトコルが強みです。カードエミュレーションや接触通信(ISO7816・SWP)の解析、現場への持ち出しが必要な場合はNomadLAB(Byte単位・スタンドアローン動作)を、詳細な比較表とあわせてご覧ください。

導入用途

  • 新規開発時の L1 検証立ち上げ
  • 構成変更・アップデート後の回帰
  • 認証取得に向けた前段の網羅確認

認証との関係

適合試験用。認証取得が必要な場合は横断の認証サービスをご案内します。