ProxiSPY Quest
非接触型ICカード/ICチップとカードリーダー間の通信をキャプチャ・解析し、相互運用性の問題をリアルタイムで可視化する NFC通信テスター(Contactless Spy)。堅牢・非侵襲プローブで、アナログからアプリケーション層まで解析します。
試験の全体像
試験ベンチは「ソフトウェア → テスター → 治具 → 被試験機器」の4要素で構成されます。本製品がどこに位置するかを示します。
何ができるか
非接触型ICカード/ICチップとカードリーダー間の通信をキャプチャ・解析し、相互運用性の問題をリアルタイムで可視化する NFC通信テスター(Contactless Spy)。堅牢・非侵襲プローブで、アナログからアプリケーション層まで解析します。
表示・解析機能
この製品が「何を、どう表示するか」。キャプチャした通信を、目的別のビューで可視化します。
キャプチャしたアナログフレームをオシロスコープのような波形で表示。通信強度の確認、ノイズや読み取り不可の原因解析に。
- RFデータ:信号波形をそのまま確認、アンチコリジョン分析が容易
- IQ変調データ:ノイズのパワーが生じる箇所を把握
通信フレームを自動分析し、プロトコル・レスポンス別に表示。動的プロトコル文書つきで仕様書を都度参照せずに解析。
- リスト/シーケンス:段階別・プロトコル別(ISO14443/15693/FeliCa)に整理
- 統計解析・プロトコル警告/エラーの自動識別
- 注釈・フィルタ・エクスポート
通信を時間軸にプロットし、期間や間隔を把握。メッセージ間の精密なタイミング測定。
- 各通信の期間・間隔を可視化
- カード/リーダの状態遷移をSequence Viewで追跡
PCDの波形を自動解析。Questの機能を使うプログラムを作成・実行し、カード/リーダ検査を自動化。
- COMコンポーネント対応:JScript/C/VB/Python 等で自動化
- 検査シーケンスの自動実行・回帰に活用
対応プロトコル
インターフェース
解析ソフトは KEOLABS 共通環境 Quest / RGPA。RGPAは無償で、KEOLABS製品を持たない取引先とデータ共有可能。Barnes の SPY 3000 とは別製品です。
選定ガイド — どちらが合うか
両機の併用も有効です:ラボの精密解析(ProxiSPY)と現場対応(NomadLAB)を、付属の解析ソフトRGPA(本体シリアルに紐づく)でキャプチャデータを共有しながら連携できます。
技術特性
| 主要機能 | 非侵襲プローブ/高度なI/Q復調/自動デコード(プロトコル事前選択不要)/高精度アナログスパイ(クロック周期あたり25点)/テストベンチ用API/リアルタイムトリガ・デジタルI/O×3/トランザクション解析(タイミング・アプリケーション)/データロガー/全プロトコル・全速度をネイティブ対応 |
| 対応プロトコル | ISO 14443 A/B(VHBR ASK 最大6.8Mbps)/ISO 15693 全モード/ISO 18092(P2P・Passive・Active)/APDUレベルまで解析/JIS X 6319 FeliCa/NFC Forum(ECMA 340 NFC IP-1・ECMA 352 NFC IP-2)/LLCP・SNEP/NDEF/V-card/Topaz/MIFARE/B'(Calypso Innovatron) |
| ハードウェアIF | USB/汎用I/O×3/アナログ入力×2 |
実機写真


NomadLABとの使い分け
ProxiSPY Questはモニタリング専用のラボ据置機で、アナログ〜Bit単位の精密解析とISO15693を含む幅広い非接触プロトコルが強みです。カードエミュレーションや接触通信(ISO7816・SWP)の解析、現場への持ち出しが必要な場合はNomadLAB(Byte単位・スタンドアローン動作)を、詳細な比較表とあわせてご覧ください。
導入用途
- 新規開発時の L1 検証立ち上げ
- 構成変更・アップデート後の回帰
- 認証取得に向けた前段の網羅確認
認証との関係
適合試験用。認証取得が必要な場合は横断の認証サービスをご案内します。
