実行環境
SCRIPTIS™
SCRIPTIS™は、ISO・NFC Forum・EMVCoのアナログ/デジタル試験プログラムを実行するための共通UI(実行環境)です。SCRIPTIS自体に価格は付いていません——価格が付くのは各規格のテストプログラム(例:ISO 10373-6 PCD Analog/PCD Digitalテストスイート)で、購入するともれなくSCRIPTISが同梱されます。
試験の全体像
試験ベンチは「ソフトウェア → テスター → 治具 → 被試験機器」の4要素で構成されます。本製品がどこに位置するかを示します。
STEP 1 — テストプログラム規格テストスイート(+同梱UI:SCRIPTIS™)価格が付くのは規格ごとのテストプログラム。実行UIのSCRIPTISは同梱。実行中はDUT設置・治具変更のポップアップ指示あり
STEP 2 — テスター本体ProxiLAB Quest 等信号の生成・測定を行うハードウェア。カード/リーダーをエミュレート
STEP 3 — 治具・自動化基準アンテナ・プローブ・ロボット規格が定める基準治具の接続が必須。未接続ではスイートを実行できません。ロボットで位置掃引を自動化
STEP 4 — 被試験機器DUT:カード・端末・モバイル機器開発中の製品。規格適合・相互運用性を検証する対象
解決する検証課題
SCRIPTIS™は、EMVカーネル=ペイメントアプリケーションの挙動。L1のDigital(プロトコル適合)とは層が異なり、取引フローの中核ロジックを担います。このフェーズで発生しがちな抜け・属人化・再現性の問題を、体系的な試験で解消します。
テストケース網羅範囲
規格別Test Suiteを実行する制御・自動化基盤です。
| 観点 | カバー範囲 |
|---|---|
| 実行対象 | ISO / NFC Forum / EMVCo のアナログ・デジタル試験 |
| スクリプト | Python ベース |
| 機能 | 機器制御 / ログ収集 / レポート生成 |
| 用途 | 試験の自動実行と回帰 |
| インターフェース | スイート構成に依存(ISO 14443 / 7816 等) |
対応端末・環境
KEOLABS の試験スイートおよび対応ハードウェアと組み合わせて使用します。
試験構成・ライセンス例
公開情報に基づく構成・ライセンス名称の例です。現行の販売SKU、必要なハードウェアオプション、規格版は見積時に確認します。
| 区分 | 例 |
|---|---|
| 実行 | Pythonベース試験スクリプト |
| 制御 | ProxiLAB Quest・計測器制御 |
| ログ/レポート | 測定値・通信ログ・判定・回帰比較 |
| 自動化 | ロボット/DUT制御連携 |
規格別Test Suiteと組み合わせ、手動評価から再現性のある自動試験へ拡張できます。
購入単位と実行要件(誤解のないように)
| 価格が付くもの | 規格ごとのテストプログラム(テストスイート)と、対応する治具・機材。SCRIPTISはスイートに必ず同梱されるUIで、単体商品ではありません |
| 治具の接続が必須 | 各スイートは規格が定める治具(基準アンテナ・プローブ等)が接続されていないと実行できません。スイート選定時に必要治具もセットで確認します |
| 実行中の操作指示 | テスト実行中はポップアップが立ち上がり、DUTの設置・移動や治具構成の変更を指示します。特にフィジカル(アナログ)試験ではアンテナの交換指示などが発生します。SCRIPTISがあれば無人で試験が完結するわけではありません(ロボット連携により自動化は可能) |
カスタマイズ性
試験パラメータは設定ファイルからも変更できます(電力磁界、CID・FSDI等のグローバル変数、テストコマンド定義)。スクリプトは複製・編集が可能で、SCRIPTISの編集・デバッグ機能を使って自社の試験ニーズに合わせて調整できます。
実機写真

導入用途
- 新規開発時の 実行環境 検証立ち上げ
- 構成変更・アップデート後の回帰
- 認証取得に向けた前段の網羅確認
認証との関係
適合試験用。認証取得が必要な場合は横断の認証サービスをご案内します。
